中国自動車道とは、大阪府吹田市の吹田ジャンクションから山口県下関市の下関インターチェンジまでを結ぶ、全長約543キロメートルの高速道路です。 高速道路ナンバリングでは「E2A」の番号が付けられています。
中国自動車道は宝塚市・津山市・三次市・山口市などの中国地方の内陸部を通過するルートをとっているのが特色であり、瀬戸内海側を通過する山陽自動車道とは補完的な関係にあります。
中国自動車道のあゆみ
中国自動車道は大阪府から山口県までを結ぶ、全長543キロメートルの高速道路です。主に中国地方の山間部を通過するルートとなっているのが特徴です。
西日本の物流を担う重要路線として、昭和58年(1983年)に全線が開通するなど、我が国の高速道路のなかでもかなり早い時期に整備されており、総延長も東北自動車道に次ぐ長さとなっています。
これまでは中国自動車道単体での横方向のネットワークが主流でしたが、現在では舞鶴若狭自動車道・鳥取自動車道・播磨自動車道・米子自動車道・岡山自動車道・松江自動車道・尾道自動車道・浜田自動車道・広島自動車道などの縦方向のネットワークも充実してきており、西日本のさまざまな都市にアクセスできるようになっています。
中国自動車道のサービスエリア・パーキングエリアと路線図
中国自動車道のパーキングエリア・サービスエリア
中国自動車道にはおおむね50キロメートルごとにサービスエリアが設置されていますが、山間部を通過するルートのためかならずしもこの距離ごとにはなっていない箇所もあります。また、サービスエリアよりもさらにきめ細かくパーキングエリアが設置されています。
サービスエリアやパーキングエリアには、大型車や身障者車両用を含む駐車場、トイレ、食堂、売店、レストラン、ガソリンスタンド、EV充電器などの設備があります。「ハイウェイ情報ターミナル」として、渋滞情報や工事情報などをリアルタイムで知ることのできるパネルも設置されています。
中国自動車道のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)は次の一覧のとおりです。
中国自動車道の路線図
中国自動車道の路線図は、道路管理者である西日本高速道路株式会社が次のようなPDFファイル版を作成しています。
そのほか、サービスエリアやパーキングエリアには、エリア内の施設の案内や高速道路の路線図を掲載した小冊子が備え付けられ、利用するドライバーたちに無料配布されています。
中国自動車道のリニューアル工事
中国自動車道の吹田ジャンクションから中国池田インターチェンジ間において、リニューアル工事にともなう終日通行止めが行われていましたが、令和5年3月26日をもって全て終了しました。
ただし、中国池田インターから神戸ジャンクション間では引き続き工事が実施されており、終日車線規制が見込まれています。
迂回する場合は、新名神高速道路の神戸ジャンクションから吹田ジャンクションまでの区間を利用します。
中国自動車道の料金
中国自動車道の通行料金は、基本的には走行した距離に応じて、車種ごとの単価を乗じて算出しますが、各種の特例もあります。
特に、ETC車両の場合には、平日朝夕割引や休日割引、深夜割引などのさまざまな割引が適用されることがあります。
出発 | 到着 | 通常料金 | 距離 |
---|---|---|---|
中国吹田ICから | |||
中国豊中ICまで | 470 円 | 9.4km | |
宝塚ICまで | 700 円 | 16.6km | |
神戸三田ICまで | 1,320 円 | 36.7km | |
福崎ICまで | 2,470 円 | 79.2km | |
作用ICまで | 3,420 円 | 119.2km | |
津山ICまで | 4,050 円 | 150.7km | |
三次ICまで | 6,200 円 | 299.6km | |
千代田ICまで | 7,470 円 | 328.7km | |
山口ICまで | 10,000 円 | 467.2km | |
下関ICまで | 11,400 円 | 539.9km |